[東京 16日 ロイター] 前場の東京株式市場で日経平均は反落。前日比150円を超える下落となった。米株は6日続伸となったものの、決算発表した米グーグル<GOOG.O>が材料出尽くし的な売りから時間外取引で下落したほか、為替がやや円高方向に振れたことが嫌気され、ハイテク株の一角に利益確定売りが先行した。
海外勢は細いフローながら rmt 最安
も引き続き買い越し基調を継続したが、国内機関投資家などからの売りに押された。
前場の東証1部騰落数は値上がり382銘柄に対して値下がり1121銘柄、変わらずが151銘柄。東証1部の売買代金は7193億円となった。
欧米株は高値を更新したが、取引時間終了後に決算を発表したインターネット検索サービス大手の米グーグルが時間外取 rmt
引で下落。GLOBEX(シカゴの24時間金融先物取引システム)で米株先物(S&Pは)が軟調となっているほか、アジア株も総じて下落しており、東京市場でも利益確定売りが先行した。市場では「国内機関投資家の利益確定売りに押された。海外勢は引き続き買い越し基調となっている。個人投資家は様子見だ」(国内証券株式営業部)との声が出ていた。
為替が対ドルで92円台にまで円高が進んだこともあり、ソニー<6758.T>やキヤノン<7751.T>などハイテク株の一角が売られた。ソフトバンク<9984.T>も安い。ただ楽天<4755.Q>などは小幅高となっており、ネット関連株がすべて軟調というわけでもない。
みずほ投信投資顧問?シニアファンドマネジャーの岩本誠一郎氏は「インテルやグーグルの決算は
期待通り非常に良かった。注目したいのはローエンドの製品増加が止まり、高付加価値の製品やサービスの売り上げが伸びていることだ。日本でも今後、スマートフォンや『iPad(アイパッド)』などネットワークにつながった製品の増加が期待されるだろう。コスト削減による増益という段階から売り上げ増加による増益という息の長い業績回復基調が期待できる
」と指摘する。
そのうえで「ただハイテク株はある程度業績回復が織り込まれている。一方、内需株が買われバリュエーション面での格差が縮まっているので、今月下旬から始まる国内企業の決算発表で予想を上回るような材料が出るかが注目される」と述べている。
個別銘柄では、東京エレクトロン<8035.T>が続落。2011年3月期の連結営業損益
が600億円前後の黒字(前期推定は45億円の赤字)と大幅な改善となりそうだと一部で報じられたが、売りが先行した。米半導体大手のインテルの好決算を受けて先行して買われていただけに材料出尽くし的な動きになった。
一方、前日まで6日続落していた東急リバブル<8879.T>は反発。6日に付けた年初来高値934円を更新した。15日に発表した2
010年3月期利益予想の上方修正を好感した。連結営業利益は19億2000万円から32億4000万円、連結当期利益は8億2000万円から17億4000万円に増額した。不動産販売の案件を厳選したことで売上高は予想を下回ったが、営業費用の削減が進み利益が上振れた。
(ロイター日本語ニュース 伊賀 大記記者)
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引用元:三國志 専門サイト
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